単なる観戦記です。
観戦
記憶






2002年5月1日
スッグM-150ピチットローク


J-NETWORKを見に行った4月20日の時点では

ゴールデンウィークにタイに行く予定などま

ったくなかった。



勤務先は当初、カレンダーどおりの休みだっ

たが、突然、30〜2も有給使っていい、とい

うか強制的に使わされることに。こんな直前

にど〜すりゃえ〜ねん!とブチ切れたが、そ

ういえば5月1日にウィラポンの防衛戦があっ

たよなあと悪魔がささやき



「イーツアー」で申し込んだところ

なんとエアインディアゲ〜〜ット!

突然タイに行くことになり、荷作り&ホテル

予約などに追われ更新もままならず。何より

も時間がかかったのが、試合会場への行き方

を調べることだった。



「MUAY LOK」によると場所はノンタブリー

県のプラ・チュラチョムクラオ橋とある。

いったいどこ?なぜ橋でボクシングが?



いろいろと検索をかけたところこんなHP

ヒット。英語でいうと Chulachomklao

Bridgeで別名「ラーマ5世橋」。2002年6月

21日に開通定。全長320mで6車線あるかなり

でかい橋。チャオプラヤ川にかかり、ナコン

イン寺の近くにある、ということがわかった。



が、ナコンイン寺ってどこにあるか、バンコ

ク市内からいったいどのくらいかかるのかは

藪の中。仕方がないのでBTSのモーチット駅

からタクシーで行くことに。



5月1日午後1時30分。バンコクは曇り。雷が

鳴り稲光。今にも雨が降り出しそうである。

2時にモーチット駅に到着するが、土砂降り。

15分くらい駅の構内で小降りになるのを待つ

が、いっこうにやむ気配はない。第一試合開

始は15:30で、シリモンコン登場予定!ここ

で大雨に負けて見られなかったら一生の不覚。

傘を持ってもずぶ濡れになりながらのタクシ

ー待ち。そんなにまでしてシリモンコンが見

たいのか?・・・うん。そうなのっ!



10分くらいしてなんとかつかまる。「ラーマ

5世橋。新しい橋でナコンイン寺の近く」と

知ってることを並べてまくしたてるとわかっ

ていただけた模様。



が。渋滞でピクリとも動かず。し、シリモン

コン〜と泣いていたが突然流れだした。道路

には雨があふれ、タクシーが走るとまるでデ

ィズニーランドのスプラッシュマウンテンの

ように水がぶわ〜〜。その上激しい雨がたた

きつけ、フロントガラスは水で完璧にぼやけ、

前方に「なんかあるな」くらいしかわからな

い。それでも走る自動車。生きて帰れるのか

心配になった。



そうこうしてるうちにチャオプラヤ川沿いの

道に入る。雨も小降りになってきた。運転手

が「ここがナコンイン寺だけど」というと、

ちっちゃいお寺が。それじゃあノンタブリー

県広域地図には載ってないわけだと納得。



「近くのラーマ5世橋でウィラポンの試合が」

と、「日刊ムエサイアム」の広告を見せると

とりあえず車を進めてくれた。すると「スッ

グM-150」のたれ幕が。屋台が出ていてお祭

りっぽい雰囲気。試合が行われるのはこの近

辺で間違えなさそう。でもリングが見当たら

ないので、屋台のおじさんに「ウィラポンの

試合はどこ」と聞くと、「あっち」指差した

方向には坂があり、上る人が続々と。よ〜〜

く見ると「←ボクシング場」と書かれたちっ

ちゃい看板が。



しばらく上り、ふと横をみると川が。確かに

橋である。でかすぎてたもとではわからなか

った。リングは橋てっぺんに設置されていた。

よりによってこんなところに。歩くの疲れた。

到着したのは15時ちょっとすぎ。



第1試合 135P
WBCスーパーフェザー級1位
シリモンコン・シンワンチャー
6R KO
フィリピン同級1位
コリートーファー・サールードー(フィリピン)
前回のノンタイトル戦では「腹が出てた」と

の目撃情報も(泣)あったシリモンコン。こ

の日はおなかスッキリ。スリム。(ってその

ときは思ったけど。出来上がった写真を見て

やっぱりぶっといなあと痛感)でもライト級。



ウィラポンVS西岡、シリモンコンVS長嶋の契

約があるとかで。帝拳ジム本田会長がリング

サイドで観戦。こ、こんなとこまで足をはこ

ばれるとは。本田会長にみっともないとこは

見せられないと、いっしょうけんめい締めた

のかも。



シリモンコンはほとんど左ジャブしか出さず、

余裕モード。サールードーは主にボディ攻め。

「ボディで倒されたシリモンコン」ってもし

かして、世界的に有名なのかも。が。ひるむ

ことなく攻撃の手を休めない。



4R終わったくらいに「シリモンコンがKOし

たら賞金○バーツ(いくらか忘れた)」とア

ナウンスが。これでやる気が出たのか鮮やか

なKO勝ち。ご褒美に滅法弱いシリモンコン。

世界戦では素晴らしいファイトを見せてくれ

るに違いない。でもその前に、減量が心配。



土砂降りは収まったものの、空はどんより曇

り、思い出したかのように雨。リングの上に

は天幕が張られ、いちおう水よけになってい

るが、ところどころに穴があいているらしく

ぽたぽたとしずくがたれ、リングを塗らす。



世界戦のセレモニーの間に、下から棒でつっ

ついてテントの上ににたまった水を流し、濡

れたリングは数人のスタッフがタオルやトイ

レットペーパーや新聞紙でリングを一生懸命

拭いていた。第一試合のときは何もしなくて、

リングびしょびしょ。すべって転ぶシーンも

あったのに。シリモンコンはどうでもいいん

かい!



そういえば「3Kバッテリー」の社長もリング

に上がるときすべっていたなあ。



第2試合 118P
WBCバンタム級タイトルマッチ
王者
ウィーラポン・ナコンルアンプロモーション
12R 判定(117-110、118-109、117-109)
同級
フリオ・コロネル(コロンビア)
セレモニーは短め。ウィラポン31歳。コロネ

ル33歳。おじさま対決。挑戦者はスピードが

なく(ウィラポンも、だけど)怖さはあまり

感じられない。ウィラポン2Rにダウンをとり

早くも楽勝ムード。観客は100%といってい

いほどタイ人。「ウィラポン!ウィラポン!」

と声援がものすごい。



暑いのと、雨がふるのでインターバルごとに

レンズを拭かないと駄目で忙しく今何Rかわ

からなくなる。大雨を覚悟してホテルからフ

ェイスタオルを持っていったが大正解。いろ

んなものを拭いて白いタオルが真っ黒になっ

てしまった。ごめんなさい。



9Rにウィラポン右目じりのあたりとカット。

バッティングの裁定だがもしかするとパンチ

かも。前半はいつものように左ジャブでペー

スをとっていたが、後半は接近してオーバー

ハンドでのフックがヒット。6Rくらいだった

かロープにつめ連打。いつ倒してもおかしく

ないような感じだがコロンビア人も粘り反撃。



何ラウンドか忘れたけど。ウィラポンが判定

でもKOでも懸賞金○バーツ(またまた金額忘

れる)とのアナウンス。懸賞金の支給はスポ

ンサーの気まぐれ?で試合中に決まるようで

ある。さすがタイ。



ここまで点差が離れた採点はどうかと思った

が、ウィラポンの大差判定勝ち。ノンタイト

ル戦のような内容であった。



第3試合 124P
WBCインターナショナルスーパーバンタム級王者
ナパーポン・ギアットサクチョークチャイ
6R  反則
フィリピン同級2位
ハイメ・バルセロナ
シリモンコン&ウィラポンで燃え尽きでしま

い、はっきりいって観戦&撮影にやる気がで

ない(爆)。バルセロナはクリンチばっかり、

頭にきた?ナパーポンは投げたり、膝蹴りを

入れるような動作までみせた。



そんなシーンに「ナパーポンは元ムエタイ選

手です」なんてアナウンスが。先ほどの世界

戦とはかわり、くだけた雰囲気に。



結局バルセロナが9回もホールドを注意され

たとかでレフェリーストップ。



第4試合 130P
マーノップチャイ・シングマナサック
6R 判定
バンラー・サクジャーウィー
佐藤修やマル・マトベイと対戦したマノップ

チャイ登場。リングサイドにはコンパクトカ

メラを持ったシリモンコンが、お兄ちゃんの

撮影に励んでいた。この兄弟本当に仲がいい。

あたりはちょっと暗くなり難しい撮影条件に。

写真。上手く撮れたのかなあ?



「マーノップチャイは28歳だけどもう子供が

います」なんてアナウンスされお兄ちゃん苦

笑。もうすっかりふにゃらけた雰囲気に。マ

ーノップチャイはムエタイで100戦くらい実

績があるが、アマチュア出身といっても誰も

疑問をいだかないくらい、右ジャブきれいな

アウトボクシング。すごく上手くなっている。

今だったら佐藤修に勝てるかも

・・・・無理?



第5試合 118P
ウィホック・ジョッキージム
6R 判定
セーンサック・シングマナサック
すっかりあたりはまっくら。実はこのあとム

エタイがあったのだが。ラジャダムナンスタ

ジアムに行くので(笑)これで会場を後に。

時間にして18:30すぎだったと記憶。タクシ

ーでモーチット駅に着いたとき「い、生きて

帰れたんだ」と胸をなでおろした。






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