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観戦 記憶 |
シリモンコンVS崔龍洙 ! アジア「美」No.1決定戦 ! 開場は5時半。5時ちょっと前にホールへ。 5階の入口から階段にかけ、だいたい 20人くらいすでに列ができていた。 これだったらなんとかバルコニーは大丈夫だろう。 「1月13日 ボクシング」とマジックで書いた 新聞紙を下にひいて、もしかしたら徹夜で 並んで待ったのか、という人もいたが、 なんとなくまったりとした雰囲気が漂っていた。 が、10分もたたないうちに続々と人がきて長い列に。 係員が2列に整列させるなど、緊張した雰囲気に。 さすが世界戦である。 そして「本日は東側のバルコニーは いつもより狭くなってます」とのこと。 (半分くらいTVカメラと記者席になっていた) ますます緊迫。 5時半ちょっと過ぎにいよいよ開門。 迷わず西バルコンにダーッシュ!もちろん皆も走る走る。 一番端だがなんとか確保。この時点で バルコニーと南側の立ち見席の一列めはうまる。 場所を確保するだけでかなり疲れてしまった。 そうこうしているうちに第一試合スタート。 東側通路もかなりの人口密度。 よく見るとシリモンコンのお父さんが。 パパがいるってことはもしかして 近くに息子もいるんじゃ・・・と思ったら やっぱりいた! 東側席にシリモンコンがっ(証拠写真)。 近くにはお兄ちゃんのマノップチャイや スチャートマネージャーもいる。 脱線するがマノップチャイは、なんと前々日に 「キックを見ながらタイ料理」のオーエンジャイに 飛び入り出場。 シリモンコン陣営、余裕たっぷり。 佐藤修と対戦したこともあるマノップチャイだが もともとはムエタイが本業で、一時ルンピニーの ランキングに入っていたこともある(と記憶)。 オーエンジャイに出てしまったということは、 きっと、日本のキックの試合にも出たいに違いない。 実現のあかつきには、 もれなく弟もついてくるかもしれない。 そういうわけで、マノップチャイを宜しく。 大体フェザーくらいです。 シリモンコン無駄な肉のない精悍な顔つき。 かっこいい〜〜〜。 これを見ることができたただけでも 西バルコニーを確保した甲斐があった。 リラックスした表情で コンディションも良さそうである。 たたでさえ目立つ顔、その上まっ赤なトレーナー。 やはり、相当数の人が気がついていて、 握手や写真を求めていた。 しかし、6回戦が始まったくらいに、 シャイアンジムうちわをもった女性が。 「あの・・私ここの席なんですけど」 「ご、ごめんなさ〜い、今どきま〜す」 というやりとりがあったのか、シリモンコン ご一行は席を立ち、控室へと引き上げていった。 世界チャンピオンなのに、どかされてる! シリモンコン・・・・やっぱ小物なのか。 パシリが似合いそうだし。 これがウィラポンだったら 声すらかけられないに違いない。 シリモンコンご一行に気をとられ、落ち着いて アンダーカードを見ることはできなかった。 シャイアン長谷川ジムの選手が崔にそっくりな スタイルをとっているのが印象に残った。 |
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セミファイナル ◯大嶋宏成(シャイアン長谷川) 判定 日本スーパーライト級10位 ●三崎一仁(協栄) |
大嶋と三崎というと。私の記憶では 「小暮飛鴻に負けたふたり」 すすす・・・すいません。 ちなみに大嶋VS小暮は2002年5月13日 三崎S小暮は2000年9月2日である。 どことなくコワモテな大嶋応援団であるが 総元締めらしき人が、 「皆さん、ご唱和下さい。フレー、フレー お、お、し、ま」 ご唱和。この言葉づかいなんか怖い。 トランクスはワカメみたいなぴらぴらとしていて お水系だが、あいかわらず殺気を 感じさせるボクサーである。 シリモンコンが顔をあわさずにいる ことを願わずにはいられない。 試合はクリンチが多かった。 三崎は大嶋の強打を封じるためにクリンチ 大嶋は体力を温存するためにクリンチ というようにも見えた。 |
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WBC世界スーパーフェザー級タイトルマッチ チャンピオン ◯シリモンコン・シングワンチャー(タイ) 判定(118-110,119-109,119-109) 同級9位 ●崔龍洙(韓国:シャイアン長谷川) |
試合予想であるが・・・ 崔に2年のブランクがあり、 復帰戦でKOしたものの全盛期にはほど遠い動きだった。 普通に考えるとシリモンコン有利である。 が、1月の東京。 シリモンコン。日本の寒さで体重落ちないかも。 風邪ひいちゃうかも。。という懸念があった。 もう少し前哨戦を積んだ方が良さそうな 崔だが、あえてこの段階で世界戦をしたのも コンデション作りと長丁場になった時の メンタル面に不安を抱えるシリモンコン だから・・・という要素は多少なりともあっただろう。 ちなみに、両者最近の戦積 シリモンコン ○2R KO リック・ラミレス(2002.10.25) ○2R KO 長嶋健吾(2002.08.24) ○6R KO クリストファー・サールーダイ(2002.05.01) ○3R KO イチャーガーニー・プーマー(2002.03.30) ○3R KO レークス・マールサン(2002.01.11) ○4R TKO アーマン・モリナ(2001.10.19) ○8R KO ヂェリー・デガルシア(2001.09.01) ○4R KO ギャビー・モンターノー(2001.07.12) ○3R KO ノーリー・ファーブルア(2001.05.04) ○3R KO テーオピーロー・トゥーナガオ(2000.12.05) 崔龍洙 ○1R KO スパチャイ・ポースラサック(2002.07.07) ○5R KO ペットアルン・ウォースラポン(2002.05.13) ○6R KO ジョー・エースカネール(1999.12.11) ○4R KO アーリエン・ネーリー(1999.06.19) ○2R KO リック・ラミレス(1999.03.27) ●12R 判定 畑山隆則(1998.09.05) ○9R KO ヒルベルト・セラノ(1998.04.18) 12R 引分 畑山隆則(1997.10.05) ○12R 判定 松本好二(1997.05.24) ○12R 判定 ラクバ・シム(1997.02.01) 畑山戦は1998年。そんなに前なのか。 かつてのライバルたちは、かなりの変貌をとげた。 それを考えると崔は歳月を感じさせない。 相変わらずのみずみずしさ。ブランクなんて 大丈夫では、と思わせるものがあった。 「サイアムスポーツ」によるとシリモンコンは 来日の時点で130Pのウエイトを作ってきたそうだ。 ホテルとジム以外はあまり外に出ることもなく? コンディションを維持してきたようである。 6時半に第一試合だが、タイの放送の関係で 9時にや〜〜〜〜〜っとメイン。 シリモンコン陣営は早くもできあがっている みたいで「チャイヨー」の声が東側階段のあたりから ひびき、フラッシュがたかれていた。 両選手入場だが、さすがに後楽園ホールとあって かなりあっさり。シリモンコンのお祈りがちょっと あったくらい。 リングに入ってまずは4方におじぎ。 礼儀正しいおふたり。 照明が明るくなり、リング上にはシリモンコンと 崔龍洙。うわーーーまばゆーーーい。 かっこいいぞ二人ともーーー。 予備検診では崔龍洙172cm。 シリモンコン166cmとのことだが、 体格差はあまり感じられない。 タイ国歌と韓国国歌。座ろうと思ったら 日本国歌で場内ちょっとリズムを崩す。 「サイアムスポーツ」の記事では、崔龍洙はジャブを 出されるのが苦手なようなので、ジャブを打っていく という作戦だったようだが。その通り左ジャブ。 軽やかに2、3回出される。 崔はカウンター気味にフックを放つが、 なんか遅いような。。 シリモンコンは 左ジャブをつきながらフットワークを使い、 崔の突進もひらりとかわす。 絵に書いたようなアウトボクサーぶり。 まるで「スピードキング」西岡利晃のようだ。 って書くのは、ほめすぎか。 いつもはベタ足で 「あんまり動くの疲れるからヤダ〜。」って感じだったのに。 シリモンコン。いっぱい練習したんだ・・・・ ・・・感慨深い。 ちなみに「サイアムスポーツ」によると 2ケ月で229Rスパーリングを行なったそうだ。 タイ側セコンドはシリモンコンの左ジャブに 「ディーマーク」(メチャいいねえ〜)といって 崔が乱打戦にもちこみ、打ちあいになったその後くらいに 「ギアップ」(抑えて)などと指示を出していた。 やはりアウトボクシングでず〜っと行かせるようだ。 シリモンコンは左ジャブがほとんどだが、 たまに出される右フック。長嶋健吾をKOしたパンチは やはり怖さを感じた。しかし、この右はラウンドを重ねる につれてあまり出なくなっていき、たまに出ても 体重がほとんど乗っていないような感じであった。 2Rくらいだったか、鼻血をだしたのか 崔は鼻をぬぐうような動作を何度も。 その瞬間を狙ってパンチを打てばいいようなものだが シリモンコン、ちょっと遠慮? お人好しかも。。 シリモンコンが左ジャブでペースをつかむが 崔のフックがシリモンコンをとらえる場面もかなりあった。 シリモンコンはフットワークを使ったりして逃れ 連打が続かない。 あと、崔って昔は上体を振りながら前進してるんだけど 今回はまっすぐ前に出る感じだった。 場内からは「シリモンコン打ちあえ〜」という 声がひびいた。しかし、まともに打ちあったら 根負けするに違いない。わかってくれよ。 6R終了くらいで、このまま変な色気を出して 倒しにかからず、油断してパンチをくわず、 左ジャブを出し続ければ シリモンコンの勝ちだな。と思った。 しかし。シリモンコンはシリモンコンである。 (あたりまえなんだけど) 集中力、なくしそ〜〜〜。ポカやりそ〜。。 ボディ打たれたらメゲそ〜〜〜。 そーいえばヨーダムロンVS佐藤も こんな展開だったよなあなんて思い出す。 左ジャブに苦しんだ崔だが、それでも突進を続けた。 その表情は12R変化がなかった。 逆にポイントでリードしているはずの シリモンコン疲れぎみ。。 シリモンコン、あともうちょっと。 あともうちょっとなんだから頑張って・・・ と、乗り物酔いしている子供に 付き添っているような心境になった。 12R。この回の崔は怖い。 いきなりとびこんでアッパーを決めた。 シリモンコンのあごが上がる。しかし、倒れず。 結局試合は判定に。ぐらつかせる場面を見せた 崔が4Rくらいとってるかな と思ったが、なんとフルマーク。びっくり。 勝利を祝福されたシリモンコン。 コスプレ風ラウンドガールから勝利者賞を もらった時が一番嬉しそうだった。 私のいた位置からはその表情は見られなかったが、 後姿からも喜びようが伝わってきた。 それにしてもシリモンコンと崔龍洙が同じ空間に いたというのは、夢を見ていたようだ。 できあがった写真を見て 初めて実感が沸いたくらいである。 何というか、かもしだす世界が あまりにも違いすぎて・・・・ 四次元の空間で試合しているみたいな。。 メチャクチャ疲れたので、翌日は10時頃起床。 なにげにTVをつけると 「畑山隆則ボクシング・フィットネス」。 崔と戦ったのが半世紀前くらいのことのように思えた。 |
January30, 2003 Update