単なる観戦記です。
観戦
記憶






2003年1月19日
ニュージャパンキックボクシング連盟
"VORTEX I 〜旋風〜"




新人王戦のとき、
そういえば、1月のNJKFはヨーデーチャーだな、
ということを思いだし、ポスターをしみじみと眺めた。

ポスターはA3くらい。
通常張られているサイズより
ふたまわりくらい小さい。
しかも、中央に折り線のあとが。激しく貧乏くさい。
もしかするとカラーコピーかもしれない。

なんと。真ん中にヨーデーチャー様。すごい待遇だ。
また、「SKATPET」なるタイ人選手も。
名前の上には「2002年三菱ストラダ杯優勝」

・・・・・・・・・・・・・ラジャダムナン
ジュニアライト級チャンピオンのっ、
サガットペット・ソーサグンパンじゃん!

んあ〜〜〜〜! ! !絶対行くっ! ! !

それにしても、「SKATPET」って、
これじゃ謎のタイ人。
ポスターをじっくり見なかったら
現役ムエタイ王者の来日には
気がつかなかったかもしれない。

さらに、NJKFのホームページを見ると、
ソンチャイ氏のテレビマッチ常連の
ポンルットノーイまで出場するという。

ヨーデーチャー、サガットペット、ポンルットノーイ。
ムエタイマニアにとっては正月早々濃い興行だ。




第7試合 NKBバンタム級 5回戦
藤原国崇(拳之会)
1RKO
吉田洸輝(八王子FSG)


藤原がボディブロー、飛び膝蹴りであっという間に
3回ダウンをとってKO勝ち。



第8試合 フライ級 5回戦
ポンルットノーイ・トーセンティアンノーイ(タイ)
4RKO
佐藤友則(小国)


個人的には2000年12月、「宇宙人」ラッグハーイ
をアウトボクシングで完勝した試合が印象に残る
ポンルットノーイだが、最近はスランプぎみで、
持ち味が出ないまま試合が終り、
判定を聞かずにリングを降りてしまうシーンが
TVマッチで続いていた。

序盤は佐藤が持ち前のパワフルなミドルキックと
パンチで攻勢。ポンルットノーイは相手の攻撃を
見てしまい、後手に回る。

ややとまどい気味にパンチとローキックを
返していたポンルットノーイだが、
時間がたつにつれ調子づき、
一回り大きい佐藤の頭部めがけての
ハイキックも出るようになる。

ついに3Rにポンルットノーイが
ローキックでダウンを奪う。
4Rもローキック集中打。佐藤も粘るが
かなり足にきている。
結局3回のダウンを奪ってKO勝ちするが
もうちょっと早く止めても良かったかも。



第9試合 62kg契約 5回戦
サガットペット・ソー・サクンパン(タイ)
判定3ー0(50ー48、50ー46、50ー45)
AVIS-03(小国)


写真だと、元WBAジュニアバンタム級王者
飯田覚士にそっくりなサガットペット。
何度も試合を見たのにすっかり頭から
抜けおちていた。サガットペットったら、
ワイクルーがナムサックノーイ並みに長い。
コーナーで待機するAVISも間が持たない。

相手コーナーに向かって弓を引くような
動きを何回も何回もしつこくやっていて、
AVIS も 「かんべんしてくれよ〜」とばかりに
そのポーズを真似して場内の笑いを誘う。

序盤は、ミドルキックで攻めていた AVISだが
サガットペットとびこんでの右ストレートがヒット。
ここから左ミドルキックでペースをとる。
2R中盤くらいでAVISの顔に弱気の色が見えはじめる。
あとはムエタイ王者が左ミドル、飛び膝、回転肘打ちまで
見せる余裕の試合運びとなった。

サガットペットのタイでの試合は、いいところなく
判定負けした試合しか見たことがない気がする。
今回の試合でも、本来はどういう攻撃を得意とするのか
いまひとつわからなかった。



第10試合 NKBフェザー級タイトルマッチ 5回戦
王者
桜井洋平(岩瀬)
1RKO
同級4位
孫悟空丸山(小国)


初タイトル挑戦の丸山。
本人は無論孫悟空のコスプレ。
セコンドも猪八戒・沙悟浄。
まあ、ここまでは想像できる範囲であろう。

が、三蔵法師までいるっ。
しかも、ずーっと合掌。
藤田理事長始めNKB幹部の激励も
すべて合掌したままのおじぎで答え、
完璧になりきっている。爆笑。

しかし、丸山の見せ場は本当にここまでで
ゴングが鳴ると桜井いきなりパンチ連打。
3回のダウンを奪ってあっという間に試合終了。

初回で終ってしまったので

三蔵法師と猪八戒と沙悟浄のコスプレで水かけたり
マッサージとかする孫悟空のセコンド。

桜井応援団の強烈なヤジ

を堪能することができなかったのは
幸か不幸かわからない。



第11試合 67kg契約 5回戦
ヨーデチャー(タイ)
1RKO
石毛慎也(東京北星)

2001年の初来日では、
「女だったらおっかけやってるよー」
とまで言われてしまった
(って旧キック・ムエタイ系掲示板に書き込みが)
セクシーダイナイト、ヨーデチャー待望の再来日。

しかし、この間の彼というと。

王様生誕興行で中国人に完勝。

同じジム所属のボクシング世界チャンピオン、
ヨーサナンのスパーリングパートナー。

ボクシングの試合に何度か出場したらしい。

トヨタムエタイマラソンなどで
ムエカッチュアの演舞を披露。

という情報ばかり。
本業のムエタイはどうしたのだろうか。

南側客席より入場したヨーデチャー様。
前回は、大股でのっしのっしと歩いてきて、
何でこんなゴリラみたいなの連れてきたの〜〜
って感じだったが、今回は普通っぽい。
そして、ムエカッチュア風、というか
へんなワイクルーを披露。

ムエタイ九冠王、チャモアペットの指導の元、
ヨー様対策を練ってきたという石毛。
距離をとり、タイミングを見てローキックや
ミドルキックを放つ。
なかなかいいリズムで攻撃している。

ヨーデチャーは右ミドルキックも出すが
パンチが多い。練習してないって
某巨大掲示板に書かれたのは本当かなんて思う。

石毛がこのまま距離を保ってポイントを稼ぐのか
なあ。でも最後はパワーに押されるんだろうなあ
なんて思っていたら。

石毛ダウン!

飛び跳ねるヨー様 !
セコンドに抱きかかえられるヨー様 !
得意げなヨー様 !
笑顔のヨー様 !

・・・何が起こったんでしょう。

キックMLによると。

>石毛選手がバランスを崩した所を右ハイキックが入って
>ヨーデチャー選手のKO勝利。

なんだそうだ。
レフェリーと重なってて見えませんでした。

リング下で記念撮影に応じるヨー様を
某ムエタイマニア氏と眺めていたのだが、
氏いわく「ヨーデチャー脚細くなっちゃったよね
普通の選手の脚になったよね」
・・・確かに。

大丈夫なんだろうか。なんて思っていたら。
この観戦記の書き終えないうちに、どつきあい
大好きのハードパンチャー、
サッダム・ギアットヨングユットに勝利したそうだ。


April 27, 2003 Update






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